“今日は○時間勉強した”。
こんな風に“時間数”で満足している生徒がいたとしたら、少し不安な気持ちになってしまいます。
例えば”5時間勉強した”と言うと、聞こえは良いですが、本当に5時間フルで集中できる人なんて、ほとんど“いないはず”。
昼休憩と言って、昼食に1時間近くかけていたかもしれない。
途中、友達から来た連絡に返事をやり取りしてるうち、思わず30分近く携帯を触っていたかもしれない。
こういった時間を合計してみると、結局のところ集中していたのは“どのくらいだろう”。
このように、“時間数”というのは、半分あてにならないところがあります。
そこで今回は勉強するとき、“時間数”以外の何を意識すればいいのか。
そこを考えていきたいと思います。
“時間数”に充実を感じない
ここで言っているのは、“量より質”といった次元の話ではありません。
“○時間勉強した”の○時間とは、“どのくらい中身の伴った数字なのか”ということです。
冒頭の例で言えば、5時間勉強したと言いつつ、色々と無駄な時間を計算したら、実質的に”集中していたのは2時間だけだった”としたら。
これでは、話がまったく変わってきてしまいます。
ならば、“どうするか”。
“やった内容”に着目する
何時間やっても、前に進んでいなければ“意味がありません”。
そこで、意識してもらいたいのが、“やった内容”です。
その時間の中で、自分は“何をどこまでやったのか”。
人に聞かれてすぐに答えられるようでなければ、その時間やった内容に対する習熟具合は、たかが”しれています”。
まずは、“内容”を意識するようにしてみてください。
そこから、さらに“こだわること”
ただし、本当はそれだけでは“まだまだ弱い”。
“やった内容”を口にするだけなら簡単ですから。
そこから、さらに”こだわってほしい”のが、“何が出来るようになったのか”ということです。
結局、“出来るようになる”のが目的であって、”何時間勉強する”というのが目的ではありません。
そこを常に忘れないようにしておく必要があります。
結論
“時間数”というのは、あくまで結果論です。
そのため、初めから“時間数ありき”で考えるのは良くありません。
やるべきことをやって、それを身に付けようとしていたら、自然とそれなりの“時間数”が必要になった。
これが、本来のあるべき姿です。
“何をどこまで出来るようになったのか”。
これにこだわって、学習を進めていってください!