地理・歴史の学習シリーズ4回目となる今週は“地理”。
地理については“生活(普段の勉強を含む)の土台”を意識した記事を書いていけたらと思っています。
では早速、今回は“地理学習の基礎”から“土台”について考えていきたいと思います。
地理学習の“基礎中の基礎”
地理の学習、もっと言えば“すべての教科の学習”に絶対的に必要となる知識。
それは“都道府県の暗記”です。
保護者の方も、現在“中高生”の方々も、皆さん小学生の時に一度は暗記させられた記憶があるのではないでしょうか。
“日本人として当たり前の話”。
それくらい“基礎中の基礎”と言える都道府県の暗記ですが、その割に習熟度は“けっこう低い”というのが、個人的な印象です。
生徒たちからすれば、“覚えていなくても調べれば分かること”、あるいは“よその県のことなど知らん”という言い訳があるのかもしれませんが、“それは大間違い”。
大人になったとき、“福井県と福島県”の区別がついていないような人の言葉に“説得力は生まれません”。
そこで今回は、“都道府県の暗記”がいかに重要な学習であるかについて、お話させていただきます。
都道府県の暗記は“すべての土台”
“福井県と福島県の区別がついていない”。
嘘みたいな話ですが、じつは“結構よくあること”なんです。
というのも、中学生になって日本地理を学び始める最初の段階で、都道府県の確認テストをやることが多いのですが、それが“ボロボロの生徒”が毎年必ず出てきます。
言うまでもありませんが、これは“非常にマズイ”。
例えば、最近の英語学習では、”聞く、話す”に力をいれていますが、仮に外国人の知り合いが出来たとして、都道府県もろくに覚えていないような状態で“何を語れるでしょうか”。
英語力以前に”自分の国のことを、何も知らないんだなぁ”という印象を持たれてしまいます。
しかも、これは歴史の学習にも影響してきます。
“いつ、どこで、誰が、何をしたか”。
都道府県も覚えずに日本の歴史を学ぼうとするのは、“無理があります”。
このように、色々なところに影響してくるのです。
土台なき学習に”伸びしろはない”
たかが都道府県の暗記くらいで”オーバーな”と思う方もいるかもしれません。
確かに、都道府県を暗記出来ていないという一点で、“すべてが終わるようなことはありません”。
ですが、“一事が万事”という言葉もあります。
こうした基礎中の基礎が疎かになっている人は、他の部分でも同じようなことになっている場合がほとんど。
そうなると、その基礎力のなさが災いして、“肝心なところで伸びきれません”。
そうなってからでは“既に手遅れ”。
そこから戻って学習する時間は、残されていないと考えた方が良いでしょう。
だからこそ、“基礎中の基礎”と言えるものほど“馬鹿には出来ない”のです。
結論
今回お話しした都道府県の暗記は、努力次第で誰でも“どうにか出来る部分”。
逆に言えば、このくらいのことが満足に出来ないようでは、“使える英語”も、“流れを意識した歴史学習”も、“すべてが絵に描いた餅”。
そのくらいの気持ちで取り組んでみてください。
必ずや、色々なところで活きる“土台”となるはずです。