“効率的”と“横着”の違い
みなさんは普段、意識しているでしょうか。
両者の差は、言葉にすれば“紙一重”ですが、結果に与える影響という意味では、とんでもなく大きな“違い”があります。
そこで今回のテーマは、“両者の線引き”と“横着に陥らないようにするにはどうすればいいか”ということについてお話します。
具体例をもとに、両者の“違い”を確認
例えば、“計算問題を解くとき”、両者の違いは顕著にあらわれます。
計算問題を解くにあたって、“公式を使う”ことは多々あると思います。
これは“効率的”なケース。
公式を使うことで余計な計算量を減らし、ミスの確率を下げる効果が期待できるからです。
これに対して、途中式を書かずに計算しようとする行為。
これは明らかに“横着”。
余計な作業を減らすためではなく、単に面倒ごとを避けようとしているだけだからです。
どうでしょう、両者にある“違い”が見えてきたでしょうか。
横着の先に待つ“危険”
先ほどの具体例から、横着した結果がどうなるのかを考えてみます。
まず、途中式を書かずに計算しているので、正答率が不安定になることが考えられます。
よほど計算力に自信のある人は別ですが、そうでなければ、本来必要とされる途中式を省いて“プラスはありません”。
しかも、“横着”したことによって生まれた悪影響は自分では気付きにくいため、“なかなか直らない”ものです。
これが、横着の先にまつ“危険”。
つまり、自分の出す結果が“いつまでも安定しない”ということです。
“効率的”であるために、意識すること
そうならないために、意識してもらいたいことは一つ。
作業の“効率化”を図りたい時は、“無駄をなくす”という意識を持つことです。
“効率的に”と言われても、頭でっかちになって動き出せなければ意味がありません。
だからこそ、どうしたら“効率的か”を考えるのではなく、無駄をなくすことで結果的に作業が“効率化されている”というのを狙います。
そうすることで、同時に“横着なことをせずにも済みます”。
結論
普段から自分の行動を“客観的に見る”のは、なかなか難しいことです。
それだけに効率的であることと、横着であることの線引きは非常に曖昧なものになります。
ですが、難しく考える必要はありません。
“無駄をなくす”ことを意識することで、作業はおのずと効率的になり、効率的に動けるようになれば、横着をする必要もおのずとなくなりますから。