塾が必要になった時
“勉強がわからない”
“授業についていけない”
“だから面白くない”
そうなると当然、成績も・・・?
保護者の方が塾に通わせることを検討し始める瞬間ではないでしょうか。
でも、目の前には、勉強に対してまるっきりやる気の感じられない我が子の姿。
“どうしたものかとお悩みの保護者の方”も多いと思います。
そこで今回は、塾に通わせる時に“意識していただきたいポイント”についてのお話をひとつ、させていただきます。
例えば!!
会社の会議で使う重要なプレゼン資料の作成を任されたとします。
ところがダラダラしているうちに月日が流れてしまい、前日になって慌てて取りかかったものの、全く間に合いそうもない。
もう諦めて、“忘れました”でごまかそう!なんて考える人がいるでしょうか?
おそらく大多数の方が、それなりの緊張感を持って、早め早めに資料の作成に取りかかると思います。
それは、なぜか??
大人だからでしょうか?
それとも給料をもらっているから?
それもあるかもしれませんが、一番は“恥をかきたくないから”だと思います。
大勢の人の前で恥をかきたくないし、周りの人からの評価も下げたくない。
その気持ちがあることで、人は“必死”になることができます。
そこは子供にとっても同じ!
例えば、宿題をしていかなくても“忘れました!”と言ってごまかせば、その場を簡単に切り抜けられる。
授業に遅れて行っても、さほど怒られない。
しんどくなったらトイレに逃げ込んで、時間をつぶせる。
こんな環境で“必死”になれる人がいるでしょうか?
もともと、成績不振が原因で塾に通うことを検討したにもかかわらず、“子供のハードルに合わせた塾選び”では、このような事態を招く可能性が非常に高いのです。
そこで、どうするか!
塾選びをする時、あえて少しだけハードルが高いと感じるところを選択肢に入れてみてください。
つまるところ、子供たちにとってハードルが高いというのは、サボりずらいというのが判断基準であることがほとんど。
“個別指導なら自分のペースで頑張れそうだが、集団塾だとおいて行かれそう”といったような不安感からというよりは、単純に“甘え”が通用するかどうかというのが線引きになっていることが多い。
このことは、子供だけではなく、大人でも同じはずです。
だからこそ、先の会社員の例と同じような“否が応にも”という環境を作り出すことが一番有効な手段となります。
最後に
ただ、ポイントとなるのは、“少しだけハードルが高い”と感じるところを選ぶということ。
あまりに厳しい環境に身を置くことで、パンクしてしまっては元も子もありません。
成績不振が理由で塾を検討するときは、“今の自分に合う”ではなく、“少しハードルは高そうだけど、なんとか頑張れそう”というところを基準にして、保護者目線で選択する!。
ぜひ、塾選びの参考にしてください!!