時事問題の対策だけでは“モッタイナイ”

“ニュースを見るようにしなさい”。

学生の間は、こう言われることが少なくないと思います。

ところが、生徒たちを見ていると“ニュース=時事問題の対策”という意識が強いように感じます。

要するに“関心が薄い”のです。

でも、それでは将来的にも、目先の学習においても“モッタイナイ”と言わざるを得ません。

そこで今回は、ニュースを見ることで“得られる力”についてお話します。

“ニュース=政治的な話”ではない

ニュースを見たがらない生徒たちに共通しているように感じるのが、“勝手にハードルを上げすぎてしまっている”ということ。

つまり、“ニュース=政治的な話”という意識が強く、じぶんには“関係ない事”と思ってしまいがちなのです。

これが“そもそもの間違い”

今の自分の生活にも直接関係するニュースは“たくさんあります”。

それだけに、世の中で起こっていることに対して“自分事で考える力”が、ここでも試されています。

ハードルを上げない

おそらくニュースを見慣れない人からすると、“最初のきっかけが掴めない”というところがあると思います。

“何から見たらいいのか分からない”。

“全部見なくてはいけないのか”。などなど、色々とあるでしょう。

そんな時は“自分が一番関心の持てそうで、かつ自分事として考えられるもの”から見ていきましょう。

スポーツ、娯楽、教育関係、何でも良いんです。

とにかく、見始めることが大切なのです。

そのためには、ハードルは下げられるだけ下げていきましょう。

思いを巡らせる訓練

そうしながらできる限り“自分なりの考えを巡らせる”訓練をしてみてください。

例えば、高校野球の世界で、最近なにかと話題の“球数問題”。

スポーツをしている人、中でも野球をしている生徒からすれば、“我が事”として考えやすい内容のはずです。

自分なら、問題になっていることの“どの部分に着眼するのか”。

そして“問題点に対してどのように考えるのか”。

こんな風に、自分なりの考えや思いを巡らせることによって、物事に対する問題点の捉え方や、解決策を考える力が身についてきます。

結論

子供の頃の習慣が大人になって、急に切り替わることはありません。

ここまでも書きましたが、ニュースは“何を見るか”以上に、“見たものから何を考えるか”のほうが大切なんです。

その力を磨くという意味でも学生の間から、出来る限り“世の中の動きを把握しょうとする意識”を持つようにしましょう。

その習慣が、目先の学習、さらには将来の自分も助ける大きな力になってくれます!