“集中力がない”。
あるいは
”落ち着きがない”。
現状、成績が思わしくない生徒さんや、その保護者の方は、大なり小なり抱えている悩みだと思います。
塾を検討されている保護者の方が、このような相談をするのは“よくあること”です。
そこで今回は集中力を身に付けるには、“どうすればいいのか”ということを、具体的に考えていきます。
なぜ、“集中できないのか”
“ウチの子は集中力がない”。
そう感じている保護者の方に質問です。
それは、“何をしている時もそうでしょうか?”。
例えば、好きなゲームをしている時や、友達と遊んでいる時も集中が続かず、すぐに止めてしまうような状態でしょうか?
もし、そうだとしたら、私がお話しできる内容の範疇を超えてしまっているので、この先のお話は、ほとんど参考にならないと思います。
ですが、そういったケースは“非常に稀”。
ほとんどの場合は、そうではないはずです。
ということは、根本的に“集中力がない”ということではなさそう。
では、なぜ集中出来ることと、出来ないことがあるのか。
それは、“やれることの量にある”のだと思います。
“勉強に集中できない”という子は、集中力がないのではなくて、勉強という行為に対して“やれることが少ない”のです。
やれることが少ない状態で、面白いわけがありませんし、面白くないことに熱中するはずもありません。
そこで、どうするか。
まずは、“短期集中”をめざす
当たり前ですが、悩んでいるだけでは意味がありません。
体力のない人が、それを悩んでいるだけでは“どうにもならない”のと同じです。
まずは、動き出すしかありません。
そこで意識していただきたいのが、“やれることを増やす”ということ。
“集中力を鍛える”と言うと、すぐに時間を意識したくなるところですが、いきなりハードルを上げると長続きしましません。
それは、運動不足の人がするランニングと同じです。
いきなり10㎞、20㎞を毎日走るのは厳しいはずで、それは勉強にも言えます。
まずは短期間であっても、続けるということを意識して、“やれることを増やしていきましょう”。
意識せずとも集中している段階
そうこうしているうちに、やれることが増えてくると、ある程度の時間であれば取り組むことが苦ではなくなってきます。
そこまでくれば“しめたもの”。
“集中力”などと気にしていなくとも、自然な形で集中出来るようになり始めています。
結論
“集中力をつけるには、どうすればいいのか”。
この手の悩みは、基本的に“動くことでしか解決しません”。
御託を並べて、もっともらしい話をすることも出来ますが、それを聞いたからといって、状況が変わることはありません。
今回、強く主張したいのは“集中力をつけるという考え方”ではなく、“やれることを増やすという思考”に切り替えるのが、手っ取り早い解決法ということです。
このことを胸に、今すぐスタートを切って、動き始めましょう!。