塾での“自習”

この言葉を聞いて、どういったことを想像されるでしょうか。

“行っても行かなくてもどちらでも良いもの”。

あるいは“自分のやりたい勉強に取り組む時間”。

様々あると思いますが、近頃ではどの学習塾でも自習室が併設されており、授業と共に“自習の時間”をワンセットで考えるのが当たり前となっています。

しかし、その“自習”もただやれる環境があれば、それで良いというわけではありません。

点数アップに結びつくシステムの一部であると共に、学習環境を整えるための工夫がそこには必要となります。

そのため松山塾では、授業と同じくらいの重要性をもってその“やり方”にこだわって“自習”というものを考えています。

①一人一人の時間帯を明確に決定する!

人間は元来、弱い生き物です。

“行っても行かなくても、どちらでも良い”ならば行きたくありませんし、“何時に行っても良い”ならば、たぶん後回しになります。

あと一時間したら行こう。あと30分したら・・・というふうに。

そうこうしてる間に“今日はもういいかな”なんてことになることが多いのではないでしょうか。

そんなことになる気持ちは分かりますが、それでは成績は上がりません。

そんな気持ちの弱さを断ち切るために松山塾では、授業同様に生徒さん一人一人が決めた時間帯で、自習にも取り組んでもらっています。

これは生徒さんにとって、初めのうちは少し大変かもしれませんが、慣れるにしたがってそれが習慣となり、良い学習リズムを生み出してくれるのです。

②内容も明確に決定する!

その日に取り組む内容についても、事細かに決めた上で進めていきます。

自習に来ていても、やっていることがノートまとめや、同じ漢字を繰り返し書いているだけでは、単に作業しているに過ぎません。

これはあるあるですが、作業を勉強時間にカウントしているようでは成績は上がらないのです。

そんなことにならないために、生徒さんとコミュニケーションをとりながら、その日の自習でやるべき課題を講師側が決定し、点数アップにつながる学習を意識した取り組みを心がけています。

③安心出来る空間づくり

松山塾では、一人一人があらかじめ自習する時間帯を明確に定めているため、特定の時間帯に人数がかたまり、集中しづらい環境になる心配はありません。

これは意外と無視されることが多いのですが、子供たちにとって良い意味での居心地の良さがあるかどうかは、学習効果の点からみて非常に重要です。

例えば、一部の同級生たちが目配せしながらふざけあっている。あるいは講師に隠れて手紙を回して遊んでいる。

たとえ声を発していなくても、こういった集中を欠いた行動は、真面目に頑張っている生徒さんにとっては“うるさく”感じますし、神経質にもなります。

そういった観点から集中出来る空間づくりは、何よりも重要と言えるでしょう。

以上のような“自習”に対するこだわりにご理解、ご協力をいただくことで、結果的に通っていただいている生徒さんにとって、安心出来る学習環境を提供出来るものと考えております。