今週の金曜日(18日)から中学校では学年末テストが始まり、中学生の皆さんは勉強に励んでいることと思います。

今回は、そんなテスト期間中の勉強について“時間”面から一つ、お話したいと思います。

テスト期間中(それ以外の時期もそうですが)になると、よく“今日は朝から夕方まで○時間も塾にいた”とか、“今日は○時間も勉強した”という言葉を耳にします。

もちろん、そのこと自体を真っ向から否定するつもりはありません。

ただ、人間の集中力は、もって90分(1時間半)が限界とも言われています。

そんな中で、今日やった5時間や7時間という勉強時間のうち、本当に集中していたのはどのくらいなのか・・・。

そんなことを考えたことはあるでしょうか?

例えば“今日の夕ご飯は何だろう”、“テストが終わったら何して遊ぼう・・・”なんてことを無意識に考えてしまってはいませんか?

あるいは、昼食休憩と称してコンビニへ友達同士で行ったきり、なかなか帰ってこない。

自習中、気づけば友達と目配せしながらふざけあっている。

こんなことになってはいませんか?

つまり何が言いたいのかというと、人間が集中できる限界の時間を超えると、上記のような状態になる可能性が非常に高いということです。

帰ってきた子供に“今日は何をどのくらいやったのか”、あるいは“何が出来るようになったのか”を聞いてみても、なかなかはっきりとした答えが返ってこない。

そんなケースは多いはずです。

それでは成績はなかなか上がってくれません。

そこで松山塾では、まずは限られた時間の中で“何を目標に、それをいつまでに終わらせるのか”ということを、生徒と講師が共有出来ている状態を目指します。

今日、塾で何をするのか。

今、自分はどのくらい出来るようになってきているのか。

それを明確化することで、“やらされている勉強”から“意思を持って取り組む勉強”に切り替えていきます。

それを続けていく中で、結果として勉強時間が増えている。

それが本来のあるべき形なのではないかと考えています。