“ケアレスミスが多い”
こんな風に言うと、さも実力はあるのにモッタイナイ間違いが多いだけのように聞こえる。
でも、“それは間違い”です。
実際のところ、そのミスの多い状態が、その生徒のそのまま実力であることがほとんどです。
しかも、それが“なかなか治らない”。
だから、同じ事を繰り返してしまう。
それがケアレスミスという言葉の厄介なところです。
しかし、“結果には必ず原因”があります。
今回は、その原因を突き止め、それを改善するための方法というのを書きたいと思います。
計算ミスの多い生徒の特徴
それが、同じ問題を解いているにもかかわらず、“毎回、解き方が変わってしまう”というものです。
ウソのような話ですが、毎回のように途中式の書き方と数が一致しない。
これはスポーツに置き換えるとフォーム固まっておらず、我流でやってしまっているのと同じことです。
これでは安定した結果が望めるはずもありません。
そこでまず、フォーム固めから
やり方は練習したい単元の計算問題を10問から20問用意。
そしてルーズリーフ使って問題を解いていく。
このとき、時間は多少かかっても、途中式をしっかり書くこと。
そして丁寧に計算する。
そうして全問正解までもっていけたら、ルーズリーフが何枚目のどこで終了したかを確認する。
これが2回目以降の練習のさい、モデルになるのです。
もう、お分かりですね。
同じ問題を解いているにもかかわらず、終わった場所が違えば、どこかで前回と違う解き方をしているってこと。
ケアレスミスをしがちな生徒ほど、答えがあってれば「いいんじゃねぇ!」と思いがち。
「いいんじゃねぇんです」。ケアレスミスを無くすためには絶対に!
同じ問題を2回目解くときは、1回目と同じ場所からスタートして、同じ場所で終わる。この意識をしっかり持つこと。
ここが重要なポイントです。
これを繰り返せば、計算問題を解くときのフォームは固まります。
自分でも「ケアレスミス」がグッと減ったことに驚くと思います。
ぜひ、試してみてください!!