“情報”自体には価値がなくなりつつある現代

ネットで調べれば、たいていのことは知ることのできる現代。

本屋さんに行けば、たくさんの種類の中から自分に合ったモノを選ぶことのできる時代。

Youtubeで、無料の授業動画が見放題の時代。

教育業界も昔に比べて様々な面で進化してきています。

それだけに、学習塾に通っていないと手にできない“情報”“価値”というのは、一見すると薄れてきているように感じられるかもしれません。

でも、本当にそうなのでしょうか?

今回は、学習塾講師だからこそ提供できる“学習塾に通う価値”について、考えてみたいと思います。

“情報”の使い手としてのプロ

たいていの情報が誰にでも簡単に手に入れることが可能な現代。

そうなると、“差が生まれる”のは、誰にでも手に入れられる情報を“どう使うのか”という部分になる。

そこに、プロを名乗る学習塾講師の活躍の場がありそうです。

具体的に言うと

突然ですが、“全国高校入試問題正解”という問題集をご存知でしょうか?

その年に行われた全国の公立高校入試の問題を、そのまま47都道府県すべてを1冊にまとめた問題集です。

これ1冊あれば、全国の公立高校入試の問題を演習することができ、“情報”としては画期的な一冊です。

しかも、本屋さんに行けば売っているので、数千円で誰でも購入することができます。

しかし!! ここがポイントです

この1冊を買ってきて、“1日一県、47日で一回転”なんてやり方は、やろうと思えば誰にでもできます。

しかし、それではあまりにも効率が悪いと言わざるを得ません。

各都道府県の問題レベルと自分が受けることになる県の問題とでは、どれくらいの差(あるいは違い)があるのか。

もっと言えば、自分は受験当日に、どのくらいの点数を目指しているのか。

それによっては、優先的に取り組むべき都道府県と、やる必要の無いものとが出てくるはずです。

でも、それを自分もしくは保護者の方が、都道府県ごとの特徴を理解したうえで、判断出来るでしょうか。

おそらく、そんな時間的余裕は無いと思います。

かと言って、“47日間かけて一回転する”なんて時間は、もっとありませんし、明らかに効率が悪い。

そこで、“学習塾講師の出番!”というわけです。

結論

情報は手にしたものの、それを“どう使えば効果的なのか”が分からない。

そんな時は、それを熟知した人間に頼るというのも解決策の一つとして効果的だと考えています。

言い換えれば、“時間をお金で買う”ということ。

その意味で、対面で生徒さんの指導をさせていただく学習塾講師の存在も、まだまだ必要ではないか。

そう考えながら、明日以降も“価値あるものを提供できるよう”に頑張っていこうと思います。