松山塾では春期、夏期、冬期といった“季節講習は行っていません”

こう言われると、少し不安になる保護者の方も多いのではないでしょうか。

講習なくても大丈夫なの??と。

でも現在、通塾していただいている生徒さんの保護者の方からその事について不安や要望の言葉をいただいたことはありません。

それはなぜか?

答えは簡単です。

普段から“毎日、塾に足を運んで勉強(自習)しているから”です。

春、夏、冬といった長期休みに入ったから“やろう!”ではなく、毎日、当然のように決まった時間に塾へ来て勉強する。

定期テストが終了した日も祝日も、むろん普段通りに勉強する。

つまり“今日くらい休んでも良いだろう”と思われる日も含めて、変わらずにルーティンとして勉強に取り組んでいるということです。

そうした環境のなかでは長期休みに入ったからといって、入れ込む必要がないのです。

もちろん、理由はそれだけではありません

通常、季節講習では苦手分野の克服に時間が使われることが多いでしょう。

そして、その分野とはテストで点数が取れなかった部分であることがほとんどです。

“今のうちに何とかしておかなければ”と焦る気持ちは分かります。

でも、季節講習でその分野に取り組むことで苦手を一時的に克服したとしても、その分野が次のテストのメインにはなりません。

つまり、取り組んだことがすぐには発揮出来ず、時間の経過と共に結局は忘れてしまうという可能性が非常に高いのです。

しかも苦手が発覚してから季節講習で取り組むまでのあいだにも、大幅な時間的ロスが生まれてしまいます。

そういった点からみても非効率であることは免れません。

そこで毎日の自習が大きな意味を持つのです。

松山塾の自習は、いわゆる生徒さん個人の“自主性に任せた自習”とは異なり、進捗状況を常に記録しながら、その日にやるべき課題を生徒さん自身と私とで決めたうえで取り組んでもらっています。

例えば

化学の計算問題が理解出来ていない生徒さんがいたとします。

松山塾では、これを“講習で”とはしません。

その場で説明するか、その生徒さんに理解してもらうのに少しまとまった時間が必要であれば、週末の時間にお呼びして授業形式で説明することで、早急に解決させてしまいます。

むろん、同じ部分でつまずいている生徒さんがいれば、まとめて授業することが出来る形態が集団授業のため、特定の生徒さんのみを特別扱いした不公平な対応ということにもなりません。

そして、翌週の自習でそれを徹底的に反復練習することで自分のものにする。

これを普段から積み重ねているからこそ、基本的に“講習という概念”が必要ないのです。

でも、それは生徒さんの日々の継続した努力があってはじめて成り立っているスタイルです。

そういった努力を続ける生徒さんに“徹底してサポート出来る体制”を、松山塾では整えています。