早いもので40日間もあった夏休みが、今年もアッという間に終了しました。

ここ数年は8月中に始業式を行う学校が多く、一昔前に比べると少し期間が短くなったように感じます。

ところで、そんな夏休みですが今年は松山塾の近隣中学校で、ある大きな変化がありました。

“夏休みには大量の課題が出されるのは当たり前”。

大人も子供もそう思ってきた方が多いと思いますが、なんと今年はその大量の課題が無くなったのです。

「何をやるかは自分で考えて、それをやるもやらないも本人次第。結果はテストの場で見させてもらう」。

少し乱暴な表現かもしれませんが、おおよそこのようなスタイルに変更されたのです。

このようなスタイルに変更されたことを受け、皆さんはどう感じるでしょうか。

「ウチの子はそんなやり方になったら、結局なにもやらずに終わってしまう」。

そう思って焦りを感じた方も多いのではないでしょうか。

しかし、松山塾では特に何も感じるところはありませんでした。

というのも、生徒さんには初めからそのようなスタイルで学習に取り組んでもらっているからです。

自習は一日一時間。

それ以外は何をすべきかは自分で考え、自分の意志で自宅での学習に取り組んでもらっています。(もちろん学習に対する質問やアドバイスを求められれば、いつでも応えますし、進捗状況の確認も行っています)。

そして、それをテスト前、テスト後に関係なく行い、定期テストや高校入試がゴールではなく過程であるということを、常に実践してもらっているというわけです。

課題が無ければ何をしたらいいか分からず、ダラダラしてしまう。

自宅では集中して取り組めないから、塾で勉強したい。

そういった他者への依存からから来る学習スタイルでは、義務教育終了後の学習が心許ない状態に陥ってしまうでしょう。

そうならないように少々大変と言えば大変ですが、松山塾の塾生の皆さんには「今のうちから主体的に動く」ことを絶えず意識せざるを得ない環境下で、学習に取り組んでもらっています。

そんな塾生の皆さんにとっては今回の夏休み課題の大きな変化も、追い風として進んでいってもらえたらと考えています。