テストで結果が“出る人”と“出ない人”。
どこに違いがあるのか。
もちろん、勉強時間は大きな要素の一つです。
けれど、ここで“勉強時間がどうのこうの”というのは、あまりに“身も蓋もない話”になってしまいます。
“勉強時間が少ない人は、増やす努力をする”で、話が終わってしまいますから。
ここではもう少し踏み込んで、思うような結果が出せない生徒に見られる“特徴”について、お話します。
“相手がいる”という意識
テストで思うような結果が残せない人に共通する“特徴”。
それが、“相手(作問者)がいる”という意識の低さです。
具体的に言うと、問題を解くとき、“分るか、分らないか”という次元だけで問題を見てしまっているということ。
だから、少し行き詰まると途端に“手も足も出なくなってしまう”のです。
試験問題は少し行き詰まったぐらいからが“勝負の分かれ目”。
そんな時、“できる人”は“何を意識しているのか”。
これを見ていきます。
作問者側の“心理”
テスト作成にあたり、作問者側には、ある程度の“制約”があります。
そのため、むやみやたらに“難しい問題であればいい”というわけではありません。
必ず、学習した知識の中で解ける問題でなければならないということです。
“使う知識は同じものばかり”。
でも、ワンパターンでは“すぐにバレてしまう”。
そうすると、“差がつかなくなる”。
作問者には、この“意識”があります。
だから、最終的に使う知識は“毎度おなじみ”のものであっても、上手く“分かりにくくする”ための“工夫”をするというわけです。
“できる生徒”が磨いている力
作問者の立場に立つことで、その“工夫”、言い換えれば“意図”が見抜けるようになってきます。
出来る生徒は、“この力が優れている”のがポイント。
あっさり正解されては困るという作問者側の心理を読み取り、練られた“罠”を見抜こうという姿勢で常にいます。
逆に言えば、そのくらいの“引っかけ”は必ずあると思って“問題に取り組んでいる”ということ。
これが、努力した分の結果を“出す”ところまでいける生徒と、“出せずに終わってしまう”生徒との間にある“壁”です。
結論
テストで思うような結果が出せなかったとき、“努力が足りなかった”と考えるのは簡単です。
実際に、“圧倒的に勉強時間が足りていない人”はそれが原因ですが、中には“そうでない人”もいるはず。
今回の記事が、そんな方の次への“第一歩”につながる内容であればと思います!。