とある日の学習塾での一場面から
例えば、塾での自習中、意味調べをするためにスマホの使用許可を求めた生徒が二人いたとします。
そのとき、Aさんは許可され、Bさんは許可されなかったとしたら。
そんな状況を見て、あなたならどう感じますか?
もし、ここで“不公平だ!”と感じた方は要注意!!。
内申点という学校内での評価が合否に大きくものを言う“公立高校受験”では、そんな考え方では“心もとない”と言わざるをえないのです。
そこで今回は、人の評価は“不公平で当たり前”という話を、受験生となる新中3生に向けて、お話したいと思います。
なぜ、許可される人とされない人がいるのか
答は簡単です。
その違いは、信用されているかいないかだけです。
先ほどの例で言えば、普段の学習態度の違いから、信用できるかどうかというだけのこと。
真面目なAさんは意味調べが終わるや、すぐにスマホを片付けて、目の前の勉強に集中するはず。
一方、普段から学習態度の悪いBさんは、意味調べと言いながら、講師の目を盗んでスマホいじりに興じそう。
だからAさんは許可され、Bさんは許可されなかったというわけです。
ナニが言いたいのかお分かりでしょうか?
つまり同じ行為であっても、それまでの過ごし方ひとつで、相手の判断は変わってしまうということです。
これはスポーツの世界でも同じ
今、大活躍中のメジャーリーガーが大谷翔平選手。
仮に彼が一試合の中で、全打席三振したとします。
その日だけを見れば散々な結果。
でも、その結果を受けて翌日から試合出場選手からはずされて“控え”に回されるようなことは、おそらくないでしょう。
しかし、これがワンチャンスをものにしなければならない控えの選手が、やっと出場させてもらった試合での結果だとすれば。
そのときは当分、次のチャンスは回ってこないかもしれません。
その日、出した結果は同じ。
にもかかわらず、監督の対応は異なる。
なぜでしょうか?
一番は、それまでに残した“実績の差”です。
スポーツの世界であっても、実績によってこのような“対応の差”は、必ずあります。
話を元に戻すと
受験生になり、内申点を意識し始めた中3生のみなさん。
そして、まだまだ自分たちには関係ないと油断している中1・2生のみなさん。
全員に言えることですが、人が人にする評価というのは、ハッキリ言って“不公平”です。
だからこそ、自分自身の生活態度を今一度、“見つめ直してみてください”。
同じ事をしていても、信用される人とされない人がいます。
大切なのは、信用される側の人になるための行動を、普段から心がけること。
それが“公立高校受験”に向けた内申点アップの最低条件になります!!。